2025年8月25日月曜日

greyster Project!2025


greyster Project!2025

Jollysオーナー佐藤は日本のトップマッシャー、現役時代は海外からそり犬を輸入し交配を続けてきました。
1番多い時で犬舎には14頭ものそり犬がいたそうです。
2017年ダグとドーリスの交配でケビン達が生まれ、それがそり犬最後の繁殖でした。
チームの速さに拘り繁殖を続けてきた佐藤がグレイスターに興味を持たないはずはなく、2019年グレイハウンドのJollyをヨーロッパから輸入します。
しかし日本に到着したJollyのあまりに細く薄いパッドを見てそり犬との交配を断念、そこからルアーレースに足を踏み入れる事に。。
そしてJollyとの交配も視野に入れRangerを輸入
このRangerの父方の血統がとんでもなくスペシャルなのです。
オーストラリアのドッグレースで殿堂入りを果たした賞金総額ナンバーワンに輝くドッグレース界の超有名犬Fernando Baleを祖父に持ちます。
そんなJollyとRangerの2回の交配で計11頭の子供達が生まれました。
その中で1回目の交配で犬舎に残したJustina Jetは骨格が太くパッドは分厚くしっかりしたものでした。

そして立ち上がった
『greyster Project!』
トップマッシャー佐藤のそり犬の交配がまたスタートしました!

☆greysterについて☆
1980年頃、ノルウェーでジャーマン・ショートヘアード・ポインター(GSP)にグレイハウンドの血統を交配し始めました。
驚くほどの速さのそり犬の誕生です。
ノルウェーのマッシャー、Lena Boysen Hillestad(レナ・ボイセン・ヒレスタッド)が数々のレースタイトルを獲得しグレイスターの人気に火がつきました。
犬の持久力を維持するため、グレイハウンドの血統は意図的に低く抑えて交配され、ポインターのみでなく他の犬種も交配に含まれることもあります。
主に4dogまでの短距離スプリントレース、ドライランドレースで活躍し、ドライランドレースで上位に行くにはグレイスターの存在は欠かせません。

☆交配の目的☆
純血種のように一貫した外見を持つ犬種を作るのではなく、強い心血管系、高い持久力、認知機能など、短距離の高強度スプリントレースに必要なそり犬としての特定の作業特性と健康を目的としての交配です。

Justina Jetについて
2022生まれ
犬種 Greyhound 詳しくはこちら
体高74cm 
体重30kg 
Jolly’s Racing FarmのJollyとRangerの娘、渋。
ルアーレーシングで最速を誇るグレイハウンド
海外のドッグレース界のレジェンドFernando Baleの血筋
父、母の良いとこ取りで筋骨格に恵まれた身体とスピードを誇り、雪の中の2キロの距離のトレイルをスノーモービルのスピードを抜かす勢いで走ることができる心肺を持ち合わせています。
明るくて遊び好き、甘えん坊でやや慎重な性格です。
ちなみに渋が産まれた時、7頭のうち一番大きなオスを差し置いて骨の太さ、パッドの厚さが一番でした。

Paulについて
2017年生まれ
犬種 Eurohound 詳しくはこちら
体高70cm
体重28kg
エリスハウンド、GSP、アラスカンハスキーなどで交配されてきたそり犬
母方の血統はアラスカ有名マッシャーEgil Ellisのエリスハウンドやドイツ有名マッシャーUwe RadantのGSPの血筋
Jollys佐藤の交配で生まれ10km6dog、4dog、2dogレースで長年活躍してきました。
直近では今年度霧ヶ峰犬ぞり大会、2kmオープンレース(頭数制限なし)で6dog.4dogのチームを抑え3dogで2日間共に優勝しました。
とてつもないパワーを誇る疲れ知らずなスタミナお化けの健康優良児、人好き、自由奔放な性格です。

2025.8.25
レントゲン写真
9月上旬出産予定

スペシャルな血筋を受け継ぐ日本初のグレイスターが間もなく誕生!

今回の交配はグレイハウンドが50%と高い為、驚異的な速さのそり犬が爆誕します。
単独、又は2頭までの競技に向いています。
犬ぞりなら2dogまで、スキージョアリング、バイクジョアリング、カニクロスなどのパートナーとして期待されます。

ワクワクしますね!

そり犬の種類って??

そり犬の種類について

そり犬と言うと某有名漫画などの影響もあり、シベリアンハスキーやアラスカンマラミュートなどの純血種を思い浮かべられる方が多いのではないでしようか?
しかし実際は長距離レース、短距離のスプリントレース共に交配種であるそり犬達が主に活躍しています。
交配された地域、交配に使った犬種の割合などから、その交配種にも区別できるように名称がついています。
今回はその一部をご紹介します。
今世界で活躍しているそり犬は主にこの3種です。

Alaskan Husky(アラスカンハスキー)
20世紀初頭にアラスカでSLED DOG RACEというスポーツが誕生し、アラスカンハスキーがレースで優勢を占めまていました。 
パワーとスタミナ、スピードを求めてシベリアンハスキーとアラスカ在来犬を交配し、更にマッシャー達が様々な特徴をもつ複数の犬種で長距離レースにはそれに求められる交配、短距離スプリントレースにはそり犬求められる交配をしてきました。
交配されてきた犬種にはポインター系、サイトハウンド系だけでなくボーダーコリーやラブラドールレトリバーなども含まれているそうです。

EUROHOUND(ユーロハウンド)
Scandinavian Hound、 European Sled Dog(ESD)、Evropsky Sanovy Pes(ESP)などの総称

1980年代、そり犬としてジャーマン・ショートヘアード・ポインター(GSP)が活躍していたヨーロッパのスカンジナビア半島でアラスカから輸入したアラスカンハスキーとジャーマン・ショートヘアード・ポインター(GSP)などを交配、スカンジナビアンハウンドと呼ばれユーロハウンドの始まりと言われています。
ユーロハウンドはアラスカンハスキーと主にジャーマン・ショートヘアード・ポインター(GSP)などのポインター系の交配種です。
過去にはグレイハウンドも交配に含まれています。
アラスカに輸入されたヨーロッパのそり犬を区別するため、ユーロハウンドと呼ばれるようになりました。
有名マッシャーEgil Ellis(イギルエリス)が交配するユーロハウンドはEllis Hound(エリスハウンド)と呼ばれます。
短距離スプリントレースで活躍中。


Greyster(グレイスター)
1980年頃、ノルウェーでジャーマン・ショートヘアード・ポインター(GSP)にグレイハウンドの血統を交配し始めました。
驚くほどの速さのそり犬の誕生です。
ノルウェーのマッシャー、Lena Boysen Hillestad(レナ・ボイセン・ヒレスタッド)が数々のレースタイトルを獲得しグレイスターの人気に火がつきました。
犬の持久力を維持するため、グレイハウンドの血統は意図的に低く抑えて交配され、ポインターのみでなく他の犬種も交配に含まれることもあります。
主に4dogまでの短距離スプリントレース、ドライランドレースで活躍し、ドライランドレースで上位に行くにはグレイスターの存在は欠かせません。

全盛期には日本でもシベリアンハスキーから始まり、アラスカンハスキーやユーロハウンドが輸入され交配されていました。
Jollysのオーナー佐藤もその1人です。
※最初の写真は2015年佐藤の犬ぞり犬舎、今のJollys犬舎の10年前の写真です。

交配種ではありますが、ノルウェーの犬ぞり協会などではそり犬の登録サイトがあり血統を確認することができます。
もし、海外から輸入したいと思われる時はそういったサイトで血統を確認することも可能ですので参考にされることをおすすめします。

2025年8月23日土曜日

ドライランドレースってなんぞや?

ドライランドレース!

犬ぞりには雪がない時に行う競技があることを皆さん知っていますか?

雪の降らない地域や雪のない季節に行う犬ぞり競技をドライランドレースといい、自転車(バイクジョアリング)やスクーター、カート、ランニング(カニクロス)で犬と走ります。
犬ぞりのオフシーズンのトレーニングとして始まり、後にそれぞれ独立したスポーツとして広まりました。
いずれのレースも決められたコースを走行しタイムを競うドッグスポーツです。


バイクジョアリング
自転車にハーネスをつけた犬1頭又は2頭をつないでチームとして走る競技
※ジョアリング (joring)はノルウェー語で「引く」という意味の言葉

スクーター
2輪キックバイクにハーネスをつけた犬1頭又は2頭をつないでチームとして走る競技

カート
3輪又は4輪のカートとハーネスを付けた4頭、6頭、8頭の犬をつないでチームとして走る多頭競技です。

カニクロス
専用ベルトを装着した人とハーネスをつけた1頭の犬をつないでチームとして走る競技


ドライランドレースについて簡単に書いてみみしたがいかがでしたか?
どの競技も犬の健康維持や体力アップが期待できるドッグスポーツです。
Jollysでもいつかドライランドレースを開催してみたいなーと思っています。

2025年8月22日金曜日

犬ぞりレースとは??

●犬ぞりレースについて●
ソリを引いて走るように訓練された犬達を、ソリに乗って操縦(マッシング)する操縦者(マッシャー)とのチームでスピードと持久力を競うレース
4頭引きを4dogといい通常犬ぞりは4dog以上で頭数により距離が決められています。
3dog以下ののレースは日本独自で、
日本の大会では愛犬と気軽に参加できる1Dogレースから種目が設定されています。
メインレースではありませんが、近年海外でも2dogレースも行われています。

◯犬ぞりレースの種類◯
1000 km を超える数日から数週間に及ぶ長距離レース、中距離レース、短距離でスピードを競うスプリントレースなどさまざまな距離のレースがあります。
日本で行われているのはスプリントレースは近年2km前後のレースが主流となっていますが、過去には岩手県八幡平市で行われていた『マッシャーズチャンピオンシップin岩手山』や稚内、旭川、千歳、森町、中札内、美唄、津南、新潟三河などの大会で約10kmの種目がありました。

アラスカの有名レース!
世界の犬ぞりトップマッシャー達が集結するレースの紹介

★長距離レース★

★Iditarod
アンカレッジから西端のノームまで約1000マイルを8日以上かけて走り競う

★Yukon Quest
アンカレッジの北のフェアバンクスとカナダのホワイトホースとの間1000マイルを競う
出発地と到着地は1年ごとに入れ替わる。


☆スプリントレース☆
アラスカのスプリント犬ぞりレースの三冠レース
☆Open North American Championship
最初の2日間は20.3マイル(32.7km)、最終日は27.6マイル(44.4km)3日間の合計タイムが最も速いチームが優勝します。

☆Fur Rendezvous Open World Championship
26マイル(約42.7km)の同じルートを3日間、合計78マイル(約120km)を競い合います。

☆Tok Race of Champions
2日間の合計タイムを競う



●日本の犬ぞりレース●
全盛期には日本でも沢山の大会があり6dog、8dogのチームも沢山いましたが、競技人口の減少と共に大会も少なくなりました。
例えば、Jollysのオーナー佐藤がレースマーシャルを務めていた『マッシャーズチャンピオンシップ』も岩手山だけではなく過去には新潟、青森、金ヶ崎でも開催されていました。
唯一残っていた岩手山の開催も2024を最後に幕を閉じました。

◯2025年現在存続レース◯
霧ヶ峰犬ぞりレース大会(長野)
水上ドッグスポーツフェスタ(群馬)
Japan CUp全国犬ぞり稚内大会(北海道)
Sled Dog Race in旭川(北海道)
Sled Dog Race in深川(北海道)
Sled Dog Race in当麻(北海道)
Urban Funky!!犬ぞり in 中札内(北海道)
Urban Funky!!犬ぞり in Loop(北海道)
犬ぞり大会inあいろーど厚田(北海道)

※主催者、レースの内容、距離、ルールはそれぞれ異なりますが、1Dog、2dogで短い距離のレースが多い傾向にあります。
※順不同


●犬ぞりをやりたいけどどうしたらいいの?●
Jollysでは…霧ヶ峰で年数回開催されるオープントレイルで初心者講習を担当することがあります。
もちろん講師はトップマッシャー佐藤です。
佐藤の犬ぞり初心者講習は毎回大好評をいただいています。
開催の際は、霧ヶ峰ドッグ倶楽部さんで募集されます。どうぞご参加ください。
もちろん開催時にはこちらでもお知らせします。


●お願い●
犬ぞりができる環境を探しています!
雪が多ければどこでもできると思われがちですが、犬ぞりに適している環境は一度降った雪が溶けることのない程気温が低く、乾燥していて雪があまり降らない地域です。
北海道では中札内、本州では霧ヶ峰のような環境がそれです。
もし、そのような場所があれば教えてください。

ご連絡先
jollysracingfarm@gmail.com

日本初!greyster爆誕!

日本初のgreysterが誕生しました! 2025.09.08 産まれたてはグレイハウンドのパピーと変わらない姿です。